2011年9月に始まった被災の道を巡る旅。訪れるたびに、「自分が写真に撮って残さねばならない」と、強く思う道路との出会いがあり、いつか自分は被災地に立ち寄るだけなく、その道を撮るための旅出つようになりました。旅を振り返り、現地の情報を入手する努力をするようになり、少しだけでも東北の支援ができたら、と考えるようになりました。
そして、被災地の道を巡る以前の自分を振り返ると、訪れた旧道の一部は、被災地でもあったことに気づきました。最終的に完成した本は、今までの自分の活動の集大成となりました。
もし、被災地の一部の残す場合、地域の生活との切り分けがとても重要だと思います。観光客と違い、地域に住む人は毎日それを見続けなければなりません。あまりの被害で復興費用も行き渡らず、保存費用があるのなら…というのが、切実な要望です。
ゆえに、私は写真で残すことにしました。
A4フルカラー64ページ。表紙、裏表紙を含めて62作品を収録しました。
陸前高田市の国道45号から始まった被災地の道を巡る旅。2度3度と再訪を重ね、鍬ヶ崎からいわき市まで、被災地に残る数多くの道路を、写真に撮って残しました。
何故、自分は被災地の道を「撮らねば」と強く思ったのか?思い返せば、初めて「日本の廃道」にて寄稿したあの道路と、深い関わりがありました。
被災地を公開し、災害学習や観光に役立てる試みを実践している地域があります。一関市では祭畤大橋が保存されています。東日本大震災以前の震災の風化を忘れない手助けとなりました。
道だけが残された被災地では、およそ2年をかけて復興計画を定め、さらに2年をかけて復興に進み始めました。
これからも自分は、この道を見守り続けます。
誤:2011年1月1日
正:2012年1月1日
誤:2013年12月31日
正:2012年12月31日
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2015年1月、4月、7月に「陸前高田 復興ドボク見学会」を行いました!第1回のレポート
http://roadjapan.info/report/2014/12/14/517 3回目の開催の模様はこちら! http://togetter.com/li/849257